当JAは県の北部に位置し、地域全体が盆地となっていることから、気温の日格差が大きく、おいしい米作りの好条件に恵まれております。
中でも2つの川が合流している地域では、肥沃な土壌が多く、良質米作りの地の利があることに加え、生産者の危機意識と米産地としての高い自覚が高品質米を生産し、消費地から高い評価を得ています。
【全農安心システム米】
- 独自の検査・認証制度の導入
- 全国初のトレーサビリティ導入
JAの農畜産物の販売高の約7割を占める当地域の米の取扱数量は概ね11万俵で、そのうち9割が「あきたこまち」で占められています。
「全農安心システム米」は、JA管内の水田の5割弱の面積で取組まれ、平成23年度は約4万俵が出荷され、評価を得ています。
あきたこまちの品質特性は
両親は『コシヒカリ』と『奥羽292号』
玄米のときの光沢、色沢と粒のそろいが特によく、甘みと炊飯光沢は、『ササニシキ』や『コシヒカリ』以上とも言われています。
地の利を活かした高品質米づくりにむけ、
- 有機堆肥等による土作りと水管理 の徹底指導
- 減農薬米作りと循環型農業への挑戦
などに取り組み、一等米比率は95%(23年度)を占めます。
全国で31ヵ所(平成24年3月現在)・産地と流通を明らかに 「全農安心システム」の米づくりとは
- 農薬の使用は通常の半分以下
- 食味値75以上
- 使用農薬など栽培履歴の記帳
などが定められております。1項目でもこの基準に満たない場合はこのシステム米としては認められません。
JAでは、今後もこの取り組みを管内の他地域に広げる計画を持っており、多くの消費者に「安心米」を届けるとともに、積極的な情報発信を行っていきたいと考えています。